むくデンタルクリニック (むく歯科医院)

       
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POLICIES

POLICY1

歯を壊す原因編 ~歯ぎしり食いしばりから歯を守る予防歯科~

理想的な歯並びで歯を健康な状態で残し、
お口の健口から全身の健康をデザインする歯科医療

歯の一本一本を大切にすることももちろん大切ですが、歯だけでなく、全体としてのお口の環境を整えることは、治療を繰り返さないためにとても重要となります。

歯並びと歯の寿命の関係性

歯ぎしりと食いしばりが歯を壊す

歯は、歯磨きが悪く、虫歯菌が産生した酸で溶かされて悪くなるものということはよく知られていますが、歯にかかる物理的な力によって壊されているという事実はあまり知られていません。
このことだけ聞くと、歯が歯を壊すなんてと思われるかもしれません。
たしかに、私たちが普段、食事などで歯を使うときには、歯と歯の間には食物も介在していますし、意識下で使用している時には歯を壊すほどの異常な力をかけるという心配はありません。

しかし、歯の役割は食事だけではなくストレスマネジメント(ストレス管理)としての働きもあります。
それが、歯ぎしり、食いしばりです。
歯ぎしりはストレス発散のため毎晩行われ、食いしばりは集中している無意識の時に行われます。
この時ばかりは、食事の時と違って歯と歯の間に何もない状態で、無意識下で力の限り歯と歯をぶつけてこすり合わせます。
この時に歯にかけられる想定外の力が、毎日毎日繰り返し続けられることで、次第に歯に違和感を感じさせ、歯を傷つけ、しみたり、割れたりなどして歯の寿命を縮めてしまうのです。
お口の中をしっかり調べていくと、自分の歯で自分の歯を壊している方はとても多くいらっしゃいます。
今、お口の中で違和感や痛みを感じている歯も原因は歯ぎしりや食いしばりが原因かもしれません。

一度当院で、歯ぎしり、食いしばりチェックを受けてみませんか?
お口の中のかみ合わせの状態を入念にチェックし、症状の原因を診断いたします。
これまで、繰り返していた痛みや原因の分からなかった違和感が解決するかもしれません。
歯を残したい方は、ぜひ一度ご連絡ください。

理想的な歯並びの構造が歯を守る!

このように歯の寿命と歯並びは深い関係にあります。
歯並びは、よく見た目の問題としてとらえられがちですが、実は歯の寿命にも影響を及ぼしています。

正しい歯並びとはただ美しいだけではなく、機能的にも優れていて正しい顎の位置で、まっすぐと正しい位置に並んでいる歯は、歯に無理な力がかかりにくく負担は最小限に抑えられます。しかし、歯並びがゆがんで、歯が倒れていたりしていると、無理をする使い方となり歯に必要以上の力がかかってしまい、歯を痛めやすい原因となります。

無理な歯の使い方は、歯が欠けたり、割れたり、歯のつけ根が削れてしみやすくなったりといった原因になります。

見た目のためだけでなく歯に負担の少ない環境を作るためにも、歯並びを正しく整え、美しく健康な口元を作りましょう。

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POLICY2

歯の神経を残すための虫歯治療

歯を失わないための予防

歯を失わないための予防には、歯の状態に応じていくつかの段階があります。
第1段階は、まず虫歯にしないこと(治療を受けていない歯が1番強い)
第2段階が、虫歯になってしまい治療が必要となった場合(歯の切削を最小限にする治療を受けること)
第3段階は、深い虫歯になってしまった場合は、可能な限り神経を取らずに治療をすること(歯の神経をとってしまうと、木に例えると枯れ木のような状態になり、年数が経つにしたがってヒビ割れしやすくなります。結果、歯が割れてしまうと歯を残すことが難しく抜歯のケースになる場合がほとんどです。)
第4段階、神経がない歯は将来割れてしまうリスクが高いので、お口の中での力の負担を調べて、寿命を縮めるような異常な力がかからないように噛み合わせをデザインし対策すること。

このように、その歯の状態に応じて予防の対策は異なります。
治療をしていない歯が1番強く、神経をとった歯が1番弱い歯ということになります。
つまり歯を残すためには、まず虫歯にしないことが1番大切なことです。
しかし、治療が必要となった場合、可能な限り歯の神経を残すことこそが歯の寿命を長くする秘訣となります。

生きている歯は、虫歯が進むと歯の内部に新しい層を作って神経を守る再生能力があります。死んだ歯には再生能力はありません。
歯の寿命は神経の有無がキーポイントです。

これらのことより当院では、歯の治療において、この歯の神経を残すということに最善を尽くしています。

むくデンタルクリニックの歯の神経を残すための虫歯治療

みなさんは虫歯の治療の時麻酔をしてほしいですか?

麻酔の注射が苦手な方、治療中歯を削るときに痛いのが嫌だから是非麻酔をしてほしい方と、患者様でも歯の治療の時の麻酔のイメージと希望はさまざまだと思います。
歯医者さんも痛くない麻酔をしっかりして痛くない治療を心がけていますとしているところも多くあるように思います。

虫歯治療においての麻酔については、私はメリットとデメリットの両面があると感じています。
メリットは、麻酔の注射を乗り越えれば、患者様が痛みを感じることがなく治療中に辛い思いをしないということ。
デメリットは、神経に近い虫歯の場合、治療中に痛みがないため虫歯を取り除く際に、侵襲が深くなりやすく神経に損傷を与えてしまい、治療中に痛みがなくても、麻酔が切れた後に痛みを起こしてしまうことがあるということ。
その場合、神経の痛みを抑えることは難しく結果として神経を取らなくてはならない治療になってしまいます。
たとえ虫歯がとても大きくても、歯の虫歯への抵抗力としての再生防御作用により二次象牙質というものができて神経が虫歯から逃げていて痛みがない虫歯が多くあります。

このような虫歯は大きいが痛みはない虫歯に対して、麻酔をして治療するとオーバートリートメント(削りすぎ)になってしまうケースが多くあります。歯医者に行った時には痛みがなかったのに、虫歯が深いという理由で、症状のない歯に麻酔をして治療をして、麻酔が切れてから徐々に痛みが出てしまい、そのあと、結局神経を取らなくてはならなくなったという話はよく聞く話です。
痛くなかった虫歯が歯医者さんに行って治療したことで、かえって痛みが出てしまい神経をとってしまう結果になるということはとても残念なことです。

この考えから当院では、来院時痛みがない患者様の虫歯の治療においては、基本的には麻酔をしない治療を推奨しております。
麻酔をかけないから治療中に痛みを我慢していただくわけではなく、神経への刺激を考慮して歯の切削を最小限にとどめることで神経を守り歯の再生力を活かした治療法を採用しているため治療中の痛みはほとんどありません。

患者様に状況を詳しく説明した上で、同意のうえ治療を進めております。
どんな些細なことでもお気軽にご相談下さい。

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POLICY3

気道ファーストの歯科治療

Keeping your airway in a positive way.

「呼吸」
普段、私たちが何気なくしている呼吸。
生きるものは全て、「呼吸」なくして生命を維持することはできません。
「呼吸」には、鼻で息をする鼻呼吸、口で息をする口呼吸があります。
今、この口呼吸が常習化することで虫歯になりやすくなり、歯周病を悪化させ、歯の着色や口臭の原因になり、歯並びをも悪くし、顎関節症を引き起こし、さらには睡眠の質に影響して全身の様々な不調の原因になっていることが分かってきています。

上顎、下顎、舌、口唇、頬など下顔面の領域は、生命維持の要となるこの「呼吸」という重要な機能をする構造体であり、この領域を担当するのが歯科の役割と考えます。
虫歯、歯周病、歯並び、顎関節症、睡眠の根本的な原因の解決のため、「呼吸」を考えた気道ファーストをコンセプトとした歯科医療を提供いたします。

気道ファーストの歯列矯正

歯を抜かない矯正治療(※可能な限り便宜抜歯をしない)

従来の矯正治療では、ガタガタの歯並びをまっすぐにするために、歯を抜いてスペースを作る矯正治療が主流となっています。しかし、最近の研究では、特にアジア人の場合、歯を抜いて治療をすることによって気道が狭くなることが問題とされています。これは歯のちょうど中間にあたる、前歯から4番目の歯を抜いて歯並びをまっすぐに矯正することによって、口の容積が狭くなるからです。

舌を収める容積が狭くなるとその結果として収まりきれなくなった舌が後方に押し出され気道を圧迫してしまうことで、気道が狭くなってしまうということです。気道が狭くなることによって呼吸の問題が起こりやすくなり、眠りの質にも影響が起こりやすくなるということが分かってきています。

当院では、CTによる骨格と軟組織のデータとお口の中をスキャンした三次元のデジタルデータを元にして可能な限り歯を抜かない矯正治療をプランニングしています。
また、この矯正治療を可能にするインビザラインマウスピース矯正を採用しております。
美しさはもちろんのことできるだけ自分の歯を大切にしたい、気道そして全身の健康を考えた歯列矯正をしたいとお考えの方はぜひ一度ご相談ください。

顎関節に負担をかけない矯正治療
歯の高さ嚙み合わせを整えることで顎関節にアプローチする矯正治療

顎が痛い方、口の開け閉めで音が鳴る方、口をあけると痛い方など顎に不調のある方は顎関節症の可能性が高いです。
顎関節の不調は、顎の位置が後退していることや歯並びが影響していることが多くあります。
また、顎が後退していると気道を狭くする原因にもつながります。

当院の矯正治療は顎の位置を適切な位置に戻し顎の負担に配慮した治療を行なっております。
全てのことには原因があります。
顎に痛みや雑音などの症状があり心配に思われている方はぜひ一度ご相談ください。

歯を並べるだけでなく骨格を治す矯正治療

当院の矯正治療は、前歯をまっすぐ並べるだけではなく、歯並びが悪くなった原因を取り除き、ズレた顎の位置を前後左右適切な位置に戻して、奥歯から前歯まで本来あるべき位置に戻します。
歯だけでなく顎の位置も整えます。

歯並びを治すだけでなく歯並びを悪くした原因を治す。

歯並びが悪くなるのは、遺伝だから仕方がないと考えられている方が多いと思います。
遺伝の影響もありますが、歯並びが悪くなる大きな原因はお口の機能の問題です。
お口の機能の問題とは、鼻呼吸ではなくお口を開いて口呼吸をしていることや舌が上に上がっていない、また舌の筋力の低下により正しい飲み込みができないということです。

このように口唇、舌といったお口の筋肉の筋力の低下や働きの不調和によってそれが成長期の顎の発育に影響して下顔面の成長発育不良を起こし、小さな顎となり本来並ぶはずの歯が並びきれず歯並びが悪くなるということです。
つまり、歯並びが悪いということは、顎の成長不良による結果であり、顎の成長不良の根本原因はお口の機能の問題にあります。

このことより、ワイヤーやマウスピースなど矯正器具を使って歯並びを治しても、根本的な問題となるお口の機能の問題を改善しなくては後戻りする原因になってしまいます。
形態として歯並びを整えるだけではなく、歯並びを悪くした根本原因であるお口の機能も整えることで矯正後の歯並びを安定させることができるのです。

そのため、当院では歯並びを整えるだけではなく、歯並びを悪くした根本原因にアプローチした治療を行なっております。歯列矯正と一緒にお口の筋機能のトレーニングもして安定した歯並びを手に入れましょう。

顎の成長発育と気道の関係について

顎の成長発育不良が歯並びに影響を与えますが、その影響は気道にも影響します。

上顎と下顎の間の空間は舌を収めるためのスペースです。
この空間が狭くなることによって、収まりきれなくなった舌は後方にはみ出して気道を圧迫して、狭い気道になってしまいます。
構造的に狭くなった気道は、立っている時や座っている時に正しい姿勢では気道が狭くなり呼吸がしづらいため、呼吸を優先するため無自覚に日常的に頭位を前方に傾けることで気道を広げ気道を確保します。
そのため、日常的に猫背、巻き肩になり姿勢が悪くなります。
その結果、口呼吸になりやすく、呼吸も浅くなり、舌の筋力も弱くなり、食いしばりやすくなり、あごの関節の痛み、頭痛、肩こりなどの問題が起こりやすい体になってしまいます。

また狭い気道は、空気の通り道が狭いため、いびきの原因になりやすく、眠りの質を低下させ、症状が進むと睡眠時無呼吸症候群を引き起こし生活にも大きな影響を与える結果となります。
寝ている時にいびきをかく、息が止まるなどの症状をはじめとする睡眠時無呼吸症候群、睡眠障害という問題は、大人だけではなく、成長期の子どもの時に起こると身体的にも精神的にも成長に大きな影響を及ぼすことになります。
そのため、あごの成長期の子どもの頃から、お口の機能のトレーニングを行い、あごを大きく成長させ気道を広くすることはとても重要なことです。

また、大人になっても矯正治療をすることで上顎の歯並びのスペースを広げて、後方に後退した下顎をあるべき前方の位置にすることで気道を広くすることが可能です。

気になる方は是非ご相談ください。
「気道ファースト」の歯列矯正で「呼吸」を守りましょう。

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POLICY4

顎位を整える噛み合わせ治療
〜歯列矯正と全顎補綴治療〜

むくデンタルクリニックでは奥歯の噛み合わせをしっかり整えることで前歯は美しく機能的な位置に並ぶと考えています。

奥歯の噛み合わせと前歯の歯並びの関係

前歯の歯並びを気にされる方は、とても多いですが、奥歯の歯並びを気にされる方はほとんどいらっしゃいません。
実は、前歯の歯並びが悪い原因は奥歯の噛み合わせにあるのです。
奥歯が倒れているので前歯がその歪みを受けて押されて倒れているのです。
倒れている奥歯は、舌や頬の力、噛む力、特に食いしばりや歯ぎしりなどの力を受けて年を重ねるごとに、気づかないペースで倒れている方向へ倒れ続けます。
よく患者様からもお聞きするのですが、『私最近とても出っ歯になってきた気がするの、若い時はこんなに出っ歯ではなかったわ』『以前から下の前歯がガタガタしていたけど、何年か前よりガタガタがひどくなってきている気がする』などのお話をお伺いすることがございます。
このことからもお分かりいただけるように、歯はずっと少しずつ動いています。
そして歯並びは奥歯から崩れていきます。
奥歯が崩れれば崩れるほど前歯の歯並びも悪い方向へ崩れ続けていきます。
普段は気付きにくいものですが5年10年単位で見ると歯は確かに動いています。
動きがとてもゆっくりなので歯は動いていないと思われがちですが、私たちが生きている限り無意識の力を受けて持続的に動き続けています。

奥歯が倒れる弊害

奥歯が倒れると前歯の歯並びを悪化させますが、奥歯が沈むと前歯の見た目が悪くなるだけでなく、前歯の負担が多くなり前歯を壊す原因にもなります。
奥歯がしっかりと噛んで支えることで前歯の負担は軽減されています。
奥歯が倒れて沈むことで噛む力の負担は前歯にかかります。
前歯は奥歯と違い、奥歯に比べて根も一本でとても細く大きな力を支えることを想定した構造にはなっていません。
その上、奥歯は拳のような形をして垂直に噛み合わせていますが、前歯は上の歯が下の歯のひさしになる様な形になっており力を支えるのに適した位置関係にはなっていません。
この様な前歯に、奥歯が倒れて沈んでいくことで、前歯に負担が大きくなると前歯は噛むたびに強い力を受けて、歯がぐらぐらしてきたり、違和感が起こりやすく、歯にヒビが入って欠けたり、前に突出するなどして症状が起こりやすくなります。
その結果、修理をする機会が増えてしまい、詰め物をしたり、神経を取ることになったり被せ物になったりしてしまいます。
前歯が強く当たる噛み合わせはいずれ前歯を壊します。
奥歯からしっかりと整えて前歯を整える治療をご提案いたします。

奥歯が倒れる顎の関節への影響

奥歯がしっかりと噛む力を支えることで 前歯を守っていることは前述致しましたが、奥歯は前歯を守ると同時に顎の関節も噛む力から守っています。
奥歯が倒れて沈むことで、支える力が弱くなると顎の関節にも負担が大きくなり、顎関節に強い圧がかかることになります。
このことにより、関節のクッションとしての役割の関節円板にずれがでたり、関節の頭が圧迫により吸収変形したりして、顎の位置が変わり不安定な状況になります。
その結果、口を開けるとガクガク動きが不安定になったり、異音がしたり、顎の痛みが起こるなどの顎関節症の症状が出てきます。このような症状が出ていても、正しい顎関節の位置に整えることで、変形した骨は、元の形に蘇生します。

顎の関節は耳の穴の1cm前にありますが、この間には多くの重要な神経や血管が密集しています。
歯ぎしりや食いしばりなどで顎の関節が圧迫を受けることで、これらの神経や血管が圧迫され、偏頭痛がやめまいなどの様々な不定愁訴の原因につながっているケースもございます。正しい噛み合わせをつくることで、不定愁訴の改善を感じる患者様が多くいらっしゃいます。またこの症状も進行性の症状ですので、放置すると奥歯が倒れ噛み合わせの悪化とともに顎の関節の症状は進んでいきます。
奥歯から整える矯正治療で、倒れた奥歯をしっかり起こして、顎の関節を守りましょう。

顎の負担を軽減し美しくよく噛める全顎補綴治療のご提案
~補綴(歯を作る)編 ~
かぶせ物やブリッジ、入れ歯などが多い方へ

「歯並びを整えると言っても、私は被せ物も多いし、奥歯は入れ歯になっているから無理だわ」と、思われた方もいらっしゃるかもしれません。 歯を失って入れ歯やブリッジが多くなっている方でも、かみ合わせを整えることは可能です。
左右の噛み合わせを左右対称に整えて、低くなった奥歯の高さを前歯と顎の関節に負担のかからない位置に戻るように設計し、本来あるべきよい位置で噛めるように、かみ合わせを1から作り直します。食いしばりにより沈んだ奥歯の噛み合わせのままだと当たりの強い箇所が何度治療しても壊れてしまいます。顎に負担のかからない高さを設計して、奥歯の高さを上げ、上下の前歯が当たらないようにします。すると、顎も楽になり、よく噛めて美しい歯並びになります。

歯の被せ物や入れ歯をつくる時、そのままズレた噛み合わせで作ってしまうと失った歯の隙間が埋まるだけで歯を悪くした原因もそのまま残ってしまうためせっかく新しい歯を作ってもいずれまた歯が悪くなって壊れてしまいます。

やはり、ずれてしまったものはそのままにせず、一度全体的にゆがみを整えて適切な位置嚙み合わせを再構築する必要があります。
噛み合わせのゆがみは、年齢を重ねるごとに進んでいきます。奥歯でしっかり噛めて、前歯と顎の関節に負担のかからない健康で美しい歯並び、機能的な噛み合わせを作りましょう。

美しい前歯の歯並びは奥歯から

誰もが歯並びを考える時、美しく前歯が並んでいることを理想としますが、前歯が美しく並ぶためには奥歯がしっかりと噛めて支えることが重要となります。
また奥歯の噛み合わせが整っていなくては、前歯だけ整えても、いずれ後戻りを起こして歯並びは崩れてしまいます。
奥歯からしっかりと噛み合わせを整えて、健康的で美しい歯並びをつくりましょう。

顎関節症

顎関節症とは、顎の痛みや口の開きづらさ、口の開け閉めでの音がするなどの症状のあることをいいます。

顎関節症セルフチェックシート
下顎の内側や歯の付け根、上顎の天井にコブがある
噛んだ時下の前歯があまり見えない
奥歯が倒れている
噛んだ時に前歯が当たっている
集中している時気づいたら奥歯をかみしめている
歯ぎしりをしていると言われたことがある
歯の治療を繰り返している
歯がよく欠ける
歯の詰め物が取れやすい
冷たいもので歯が染みる
歯ブラシでピリッとする
歯並びが気になる
下顎の位置がズレている
顔のゆがみが気になる
偏頭痛がある
肩こりがひどい
耳鳴りがある
猫背だ
最近エラが張って顔が大きくなってきた感じがする

上記の症状のうち、3つ当てはまれば顎関節症、または顎関節症予備軍です。
当院では、顎関節症の診査診断を行っております。
精密検査をお勧めします。

原因

主な原因は、顎の関節への強い負荷によるものです。
強い衝撃を受けることで、一時的に顎に不具合が起こるというケースもありますが、多くの場合が日常的な食いしばりや歯ぎしりなどの持続的な強い力が顎の関節に加わることが原因で顎関節症の症状が起こります。
またその症状を繰り返していくことにより、経過が長くなると長期的な顎の関節への負担により顎関節への圧迫により、関節の吸収変形が起こります。
その結果、関節の変形が進み顎関節症は少しずつ進行していきます。

根本的な顎関節症の原因は歯並びにある

食いしばりや歯ぎしりなどが引き金となって、顎への負担がかかり顎関節症が起こりますが、その根本的な問題は歯並び・噛み合わせにあります。
歯並び・噛み合わせが悪いことで、顎の高さや前後や左右の位置がズレてしまい顎関節に負担がかかる構造になってします。
この不安定な構造の顎の関節に、食いしばりな歯ぎしりの負担が加わることで、そのことが引き金になり症状が起こってしまいます。

顎関節症の根本的治療は、歯並び・噛み合わせを治す歯列矯正

噛み合わせが低く下顎が後方に引き下がっていることで、顎に負担がかかりやすい構造となっていることが顎関節症の根本的な原因となっています。
つまり、根本的な顎関節症の治療としては沈んだ奥歯をしっかりと立て直し噛めるようにして、後ろに下がった顎を前方に出すことで顎への負担を減らす位置に改善する必要があります。
顎関節症を根本的に解決するためには、奥歯からしっかりと噛み合わせを作る矯正治療で顎関節に負担がかからない本来の噛み合わせを作ることが必要となります。
顎関節に症状のある方はぜひ一度ご相談ください。

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POLICY5

歯周病細菌編

あなたは知っていますか?
歯周病原菌が、糖尿病 心筋梗塞 脳卒中 認知症などの全身疾患に深く関与しているという事実を。(その他、誤嚥性肺炎 低体重児出産 リュウマチなど)
出血した歯ぐきから入った歯周病原菌が全身を駆け巡り、全身疾患の原因になっているという事が最新の研究で分かってきました。
どういうことか、少し詳しくお話してみましょう。
大人の口の中には、300~700種類の細菌が生息しよく歯を磨く人でも1,000億個、磨かない人で一兆個もの数の細菌が住み着いているといわれています。
その中で、まるでドラ〇もんのジャイア〇のように最も凶暴な細菌 それがP.g菌(Porphyromonas gingivalis)ポルフィロモナス・ジンジバリス菌です。

P.g菌は鉄とタンパク質が大好物!口腔内が不衛生になるとプラークがつき歯肉が炎症しやがて出血します。P.g菌は血を浴びると大喜びし大増殖し活動が盛んになり傷口から体内に入り、血流に乗って全身の様々な臓器に炎症を起こしていくのです。
怖いことに、歯周病は自覚症状のないまま進行していきます。
だからセルフケアと医院でのプロケアでP.g菌が悪さをしないように口腔内をコントロールする事がとても大切なのです。
これからの歯科医院の役割は悪くなったら行くところから悪くならないために行くところへ変わります。
人生100年時代、お口の健口から全身の健康へ、あなたにいつまでも健康で長生きして欲しいからMUKU DENTAL CLINICはPrevention(予防)を推進していきます。
歯周病細菌編とは、まずは自分の口腔内の状態を知り、正しいセルフケアを学び、定期的に医院で徹底したプロケアをしていくことで、虫歯、歯周病予防がそのまま全身疾患予防へとつながることをいうのです。

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