むくデンタルクリニック (むく歯科医院)

       
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2024.07.23

インビザラインのマウスピースが割れたときは!対処法を解説!

インビザラインのマウスピースを持っている人

インビザライン矯正で使用する透明のマウスピースは薄いため、装着した際に違和感がないというメリットがあります。

しかし、着脱の際に乱暴に扱ったり落としたりすると、割れることがあります。インビザラインのマウスピースが割れた場合、どのように対応すれば良いのでしょうか。

今回は、インビザラインのマウスピースが割れる原因や割れた際の注意点、対処法や予防法について解説します。

インビザラインのマウスピースが割れる原因

インビザラインのマウスピースが割れる原因イメージ

インビザラインのマウスピースは、毎日20~22時間装着する必要があります。装着時間が短いと、治療計画通りに治療が進みません。長時間装着し、食事をする際に必ず外すため割れるリスクも高いといえます。

マウスピースが割れる主な原因は、以下のとおりです。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある

強く歯ぎしりや食いしばりをする場合は、天然歯や人工歯が欠けたり割れたりするだけではなく、インビザラインのマウスピースにも大きな力がかかって割れることがあります。

歯ぎしりや食いしばりから歯を守るナイトガードというマウスピースもありますが、インビザライン矯正中は矯正用のマウスピースを装着します。ナイトガードは装着できないので、歯ぎしり・食いしばりを改善する必要があるでしょう。

専用の保管ケースを使わない

マウスピースを外した際に机の上にそのまま置くなど、ケースに入れずに保管すると破損する原因になります。手などが当たって落として割れたり、紛失したりすることもあるでしょう。

外した時は、必ず専用のケースに保管するようにしましょう。

マウスピースを装着したまま食事をする

インビザラインのマウスピースは、何か食べる際は必ず外してください。マウスピースの表面が傷ついたり欠けたりすることがあります。また、変形する可能性があるので、マウスピースを装着したまま熱い飲み物を飲まないようにしましょう。

着脱方法に誤りがある

マウスピースを装着する際や外す際に力がかかり、マウスピースに傷がついたり割れたりすることもあります。正しい方法で着脱すれば起こらないので、歯科医師の指示を守って着脱してください。

インビザラインのマウスピースが割れたときに注意すること

インビザラインのマウスピースが割れたときに注意することを説明している人

インビザラインのマウスピースが割れた時は、どうすべきか慌てる方が多いのではないでしょうか。慌てずに以下のことに気をつけてください。

自分で修理しようとしない

割れたマウスピースを接着剤などで修理する方がいますが、絶対にやめてください。マウスピースは患者さまのお口に合わせて精密に製作されているので、自分で修理したものを使うと治療計画通りに歯が動かない可能性があります。

割れたままマウスピースを装着しない

インビザライン矯正では、毎日20~22時間マウスピースを装着する必要があります。そのため、治療を進めるために、割れたりひびが入ったりしたマウスピースを装着する方もいます。

破損したマウスピースを装着すると、誤った方向に力がかかったり、装着していても治療がすすまなかったりします。口内を傷つける恐れもあるので、破損したマウスピースを自己判断で使い続けるのは避けましょう。

割れたまま放置しない

マウスピースが割れた場合、歯科医院に相談してください。修理したり、制作し直したりすることが可能です。

マウスピースを装着しないで長期間過ごすと、せっかく動いた歯が後戻りすることもあります。矯正治療のやり直しや延長につながるので、できる限り早めに対処することが大切です。

インビザラインのマウスピースが割れたときの対処方法

インビザラインのマウスピースが割れ歯科医師へ相談している様子

インビザラインのマウスピースが割れるトラブルは、珍しいことではありません。ここでは、対処方法を解説します。

担当の歯科医師に連絡する

インビザラインのマウスピースが割れた際に、患者さまが自己判断でそのまま使用したり、直そうとしたりすることがあります。そうする前に、まず担当の歯科医師に連絡してください。

正しい対処法を歯科医師が患者さまに説明するので、治療計画への影響を最小限に抑えられます。時間がある場合は、すぐに来院するのが理想です。

早いうちに正しく対処することで、後戻りや治療期間の延長が避けられます。

一つ前か次のマウスピースを装着する

ひびが入ったり割れたりしたマウスピースは装着できませんが、何も装着しないで過ごすと後戻りする可能性があります。

しかし、マウスピースが作り直しになった場合、手元に届くまで時間がかかります。その間は、一つ前か次のマウスピースを装着することがあります。そのため、使い終わったマウスピースも一定期間は保管しておきましょう。

いずれにしても、どうすべきかは歯科医師の判断に従ってください。

インビザラインのマウスピースが割れるのを防ぐ方法は?

インビザラインのマウスピースを保管する専用ケース

インビザラインのマウスピースが割れてしまうと、治療がストップすることがあります。矯正治療は元々長い治療期間が必要なので、避けたいと考える方が多いでしょう。

インビザラインのマウスピースを割らないために気をつけるべきことをお伝えします。

外した際は必ず専用のケースに保管する

マウスピースを外した後の保管方法には注意しましょう。ティッシュなどに包んで置いたり、お皿に置いておいたりすると、誤って捨てる原因になります。気づかず落として、割ってしまうこともあるでしょう。

外した際は必ず専用のケースにしまえるように、外出の際も専用のケースを持ち歩いてください。習慣にすることが大切なので、忘れやすい方は家族や友人に声をかけてもらうのもよいでしょう。

食事の際は必ず外す

インビザラインのマウスピースは薄く柔らかく、歯に密着するため食事の際に外すのを忘れることもあります。硬い物を噛んだ時にマウスピースの表面が傷ついたり、割れたりする原因になります。

食事の際に外すことを忘れないように工夫して過ごしましょう。食事の時間にアラームをセットしたり、目につく場所にメモをはっておいたりするとよいでしょう。

糖分が含まれていない水以外の飲み物を飲む際も同様です。飲食後は歯磨きとマウスピースの洗浄を行わなければならないので、生活リズムが安定していないと忘れるかもしれません。

食事や間食の時間を決めておき、アラームやリマインダー機能を活用すると良いでしょう。

正しい着脱方法を身につける

インビザラインのマウスピースの着脱は、慣れるまでは時間に余裕を持ってゆっくりと行うようにしましょう。慣れていないうちは上下のマウスピースを間違えるかもしれません。装着方法のコツが分からず、歯にしっかりと密着させられないこともあるでしょう。

特に、インビザライン矯正を始めたばかりのころは、マウスピースが馴染まず痛みや違和感があることも少なくありません。チューイーをしっかり噛むなど、時間をかけて装着する必要があります。

面倒に感じることもあるかもしれませんが、正しい方法を身につけることは、マウスピースを割らないためにも、治療を計画通りに進めるためにも重要です。不明な点がある場合は歯科医師に質問して、しっかり身につけてください。

歯ぎしりや食いしばりを改善する

歯ぎしりや食いしばりは無意識に行うため、改善は難しいとされています。

しかし、矯正後の後戻りの原因にもなるので、矯正開始前、もしくは矯正中に改善するのが理想です。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、矯正治療を受けるにあたって歯科医師に相談しておきましょう。

まとめ

インビザラインで治療をしている人

インビザラインのマウスピースは柔らかく薄いため、着用感がよいですが破損しないように気をつける必要があります。マウスピースが割れて新しく作り直すケースでは、治療期間が延びる恐れもあります。

特にマウスピースが破損しやすいのは着脱時や外した後なので、正しい着脱方法や管理の仕方を身につけるようにしましょう。

マウスピースが割れた場合は、まず担当の歯科医師に相談して指示に従ってください。自分で修理しようとしたり、割れたマウスピースを装着したりすることは避けましょう。

マウスピースが割れるのを予防するために、食事の際は必ず外し、正しい着脱方法をマスターしましょう。

当院は、保険診療だけでなく自由診療(成人・小児の矯正治療、ホワイトニング、インプラントなど)にも対応しています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご覧ください。